製造元の商品説明
グッとくる鮮明なホップの苦味と香り、それを受け止めるボリュームのあるボディ感が特徴。
華やかなホップの香りが鼻をくすぐり、口当たりは軽やかですが、
しっかりとした飲みごたえのインディアペールエール。
ハンバーガー、ビフテキ等の肉料理と相性抜群。

アルコール度:7%
容量:330mL
製造元情報
愛知県犬山市に醸造所を構える「盛田金しゃちビール株式会社」。
現在の盛田金シャチビールを創業したのは1996年ですが、1884年にすでに盛田久佐衛門さんが「三ツ星麦酒」の試醸に成功していたことから100年以上の歴史や夢を受け継いだ事業とのことです。ビールスタイルを守りながら、日本の風土、食文化や日本の味覚に合った味わいの提供を心がけて、商品化しているそうです。木曽川系の地下水を使用して厳しい品質管理のもと、のどの渇きを癒すだけでなく、香り、味、色をじっくり味わう骨のある商品を取り揃えています。
製造元:盛田金しゃちビールHP~ABOUT US~ – 盛田金しゃちビール ホームページ
BEERテイスト
味覚のレベル 1:感じない 2:少し感じる 3:普通 4:他より感じる 5:強く感じる

感想・コメント
このIPAは、開封した瞬間にアルトビールを彷彿とさせる香ばしい香りが広がり、他社のIPAとは違いアルトをベースとしてらと感じました。ホップの華やかな香りよりも、どこかモルト由来の深みが感じられ、飲む前からその個性的な味わいに期待が高まります。
グラスに注ぐと泡立ちは控えめで、濃い茜色が美しく際立ちます。ローストした麦芽の影響か、一般的なIPAよりも濃厚な色味で、見た目からもリッチな風味を感じさせます。透明度は低く、しっかりとしたボディのあるビールであることが伝わってきます。
ひと口目は意外にもスッキリとした飲み心地。苦味は穏やかで、爽やかな余韻が残ります。しかし、2杯目に進むとその甘味が際立ち、IPA特有のホップの苦味よりもモルト由来の甘さが前面に出てきます。この変化は面白く、一杯目と二杯目で印象が変わる点もこのビールの魅力のひとつと言えるでしょう。甘みが勝っているとはいえ、苦味が完全に消えるわけではなく、バランス良く調和し、甘美な風味の中に心地よいビター感が残ります。
全体的にはアルトビールのような色味と味わいを持ちつつも、IPAならではのホップの個性が加わったユニークな仕上がりです。IPAの強い苦味が苦手な人や、モルトの甘味を楽しみたい人にぜひ試してほしい一本です。時間をかけて味わうことで、その変化をより楽しめるでしょう。